
こんにちは、とみてつです。
今回ご紹介するのは、富山県警察本部 のアセットです。富山県警察本部は、所在地は富山市新総曲輪にあります。富山県内の治安維持と交通安全を統括する中核機関で、県内全域の警察署を指揮・監督しています。現在の本庁舎は1990年代に建設されたもので、災害対応や広域警察活動の拠点として重要な役割を担っています。特徴的なベージュ色の外壁でモダンな外観が印象的です。屋上には通信設備が設置されている感じですね。

画像は富山県建築士会のホームページからです。建てられてから30年くらい経つんですね。
なので、あまり詳しい資料がありません。今回の制作では、主に Googleマップ の航空写真などを参考にして作る感じにしました。
実物は高さの正確な数値までは分からなかったので、だいたいこのくらいかなという感覚でモデリングしています。
今回はBlender 上での制作画像を中心に紹介していきます。

屋根部分はGoogleマップでは見えづらいので、Appleマップの3D表示を参考にしました。そこから、こんな感じかなとだいたいのイメージで作っています。
今まで作った建物の屋上の室外機などはすべて同じなので、そもそもいつも手抜きです笑
建物の幅についてはGoogleマップでおおよその距離を測れるので、それを基準にスケール感を合わせています。

建物の下のほうはタイル張りっぽくなっていて、上のほうはコンクリートむき出しのような質感です。正面と裏側はほぼ同じデザインで、中央に入口、その上に丸い窓がついているのが特徴ですね。
この建物は「県警本部」なので、いわゆる交番とか地域の警察署とはちょっと違います。
現場のお巡りさんが常駐しているというよりは、事務職員や上層部の人たちが働く場所 です。
捜査一課などはここにあるのかなと思うので刑事さんなどはいるかもしれませんが、パトカーではない車で出入りしているような感じですね。
建物の裏側には、地下に続くスロープのような道がマップ上で確認できるので、おそらく地下駐車場があるんだと思います。地上ではあまり車が見えないのもそのせいかもしれません。地下へのスロープなどは再現しませんでした。
上部には通信アンテナのような設備があり、無線や情報連絡などの通信拠点になっているのではないかと思います。全体的に左右対称の構造で、アセットとしては作りやすいすっきりした印象の建物ですね。

テクスチャについては、ずっと以前作ったビル系のテクスチャーを流用しています。
ダイエーやぴあアリーナなどを作ったときの素材をベースにしていて、建物系は基本的にこのテクスチャーで統一しています。
本当はその建物専用の新しいテクスチャーを描き起こした方が理想なんですが、時間的なコストが大きいので、いつもベースの共通テクスチャーを使って効率化しています。
その分、使っていない部分が多いのは良くないんですが、一から作るより制作時間を短縮するのを優先しています。

というわけで、今回は富山県警察本部のアセットを制作しました。
地方都市の中心部にある行政ビルとして、街の景観にも自然に馴染むデザインになっていると思います。
Cities Skylines のマップ作りに、ぜひ取り入れてみてください。
ワークショップのリンクは下からどうぞ。
